育休中、どうしても妻といる時間が長くなるので、
少しでも良い関係でいたいな~と思っているわけですが、
育休中に世紀の大発見と言っても過言ではない、発見をしました。
「今日、どっちの服がいいかな?」に対する正解の返し見つかったので、
今日はこっそりお教えするブログ回となっております。
この言葉になんて返そうと思ったことがあるすべてのみなさんにお読みいただきたいそんな記事になっています。
「今日、どっちの服がいいかな?」はライアーゲーム
お出かけ前の妻が私に問いかけた。
「どっちの服がいいかな」
「どっちでもいいよ!」
と言ってしまったが最後。その日はずっと機嫌がほんのり悪くなってしまいます
付き合い始めの頃は、その意味がわかりませんでした
基本、白のTシャツばかり着ている僕からしたら、
「どっちでもいい」というのが正直な気持ちなんですね
もちろん、そっけなく「どっちでもいい」なんて言いません。
冗談っぽく、お笑いのボケとツッコミのように、コミュニケーションの一つ、楽しい会話として言います
それなのにそう言うと、太陽で光る窓際のほこりのごとく、
気にしないでいいレベルでほんのり機嫌が悪くなるってしまうんです
いつもと変わらないと言われたら、そうかなと思うんですが、
なんか注目してしまうと、いつもより少しばかり機嫌が悪いように思える
この質問、多くの方が一度は聞かれたことがある言葉じゃないですか
僕はその質問に対する答えを探し続けてきたわけです。
そして、育休中にその正解が見つかってしまいました
「今日、どっちの服がいいかな?」
という言葉はライアーゲームだったんです
もちろん、私の見つけた答えがすべての方に当てはまるわけじゃないと思います。
男性、女性で分けるのもちがうと思います。
うちの妻は、どうやらコレがいいような気がするという憶測でしかありません
ただ、見えなかったものが見えてきた感覚を共有したいって話で、
今後、妻に同じ質問をされた時に、この記事が思い出されないよう、こっそりとあなただけに教えたいってわけです
子どもが生まれて、子どもの服について聞かれることが増えてきたんですが、
結婚生活3年目というのに、「どっちがいいかな」と妻からまだ聞かr……いや、まだ聞いていただけることがあるんです
でも、これって聞いてもらえるのってありがたいことだなって今では思います。
本心は「どっちでもいいよ」“だった”のですが、
ほんのり機嫌が悪くなることがわかってきてから、
そうは言わないようにしています
試行錯誤の日々
そして、ある日言ってみたのが
「どっちも素敵だと思うよ」
なんですが、
「どっちか言ってほしいの」
と、それはそうだろうなという予想通りの言葉が返ってきました。
お、そ、ら、く、妻の中に自分の正解があるんだと思うんです
これは、その2つに1つを当てるゲーム!
っしゃ、やってやる!と
「じゃあ、こっちかな」
と返します。
「どうして?」
と、また質問が飛んできます。
「うぅん、なんとなく」
なんて答えると
「何よそれ」
と言って、
「じゃあこっちにしよう」
と私が選んでいない方に決まる。
どうやら2択を外したらしいほんのり機嫌が悪くなる
その日のスタートが良くないというのは、2人の1日に大きな影響を及ぼすわけです。
なんとしても、2択をバチっと当てられる占い師夫にならなければならない
別の日。
しっかり意見を言ってみることにしました。
また外した時のダメージを少し抑えることができるかもしれない。
「僕はこっちがいいと思うな」
と。今度もまた
「どうして?」
って、もちろん聞かれる。
「今日は海を歩くかもしれないから、こっちの方が海に合っているような気がする」
その言葉を聞いて妻は
「なるほど。でも、今日はそっちの気分じゃなかったから、こっちにする」
と言って私が選んでいない方を着て出かけました。
また2択を外してしまったただ、少し声に張りがあるような気もする
また別の日。
ついに思いついてしまった。2択をバチっと当てる方法を。
「どうしてその2つを選んだの?」
と、こちらから聞いてみるという作戦!
答えを知っている人にヒントをもらえば当たりやすくなるにきまっています
「質問に質問で返すな!」なんて怒られることも覚悟していましたが、思いのほか妻はよく話してくれました
「今日はね、ショッピングセンターでしょ。だから結構歩くから、スニーカーをはきたいのね。それに合う服だとこれかこれかなと思って、でもカバンも持ちたいやつがあって合う方を決められないんだよね」
っていうんですね
こんなにも服のことを考えていたのかと初めてその時に知ったわけです。
いつも長いなと思っていた服を決める時間は、その一日に思いを巡らせ、
楽しい時間にするためのイメージを膨らませている時間だったと
「なるほどね。じゃあ、こっちの方がいいと思うな」
と理由を聞いたうえで、私なりに判断して伝えました。
なんかいつもとちがって充実感がある。
それでも……
やっぱり僕が選んだ方と逆を選んで出かけました
しかーし、妻の機嫌は悪くない
またまた別の日。
この日はどの靴を履くかで迷っている。いつものごとく聞かれます。
「この靴とこの靴どっちがいいかな?」
しっかり理由と意見を言ってみる。
「今日の服は落ち着いた色だから、こっちの靴が合いそうだけど、カフェに行くから、ちょっと落ち着いた雰囲気のこっちもいいよね。迷うけど、こっちかな」
「ふぅうん」
と言った後に少しの間。
どんな言葉が返ってくるのか、顔の向きは変えなくても、
私の目がついつい妻の口元を追ってしまう。
そして妻はこくりとうなずき、一言。
「いいんじゃない」
私が決めたものを身にまとい、出かけることになりましたイェイ、イェーイ!
「どっちでもいいわ」と心で思っているのに、
なぜかうれしいこの気持ちを妻にさとられないように、
「じゃあ、いこっか」
と言ってみる
私がひねり出した理由が響いたのか、たまたま妻の中で決まっていたものを当てたのかはわかりません
でも、そんなことはどうでもいいんですね
この後ずっと一緒にいる大好きな女性の機嫌をそこねずに出かけられるのだから、
それで十分じゃないですか
2択ではなかった
どちらかを当てることに一生懸命になっていたましたが、おそらくこれは2択を当てるゲームではありませんでした。
妻は「今日、どっちの服がいいかな?」という言葉を使って「私の話に興味をもっている?」と聞いてくるんです。
それに対して、私はどっちでもいいと思っているのに「どっちがいいかな」と一緒に迷っている
2人とも本音なんか何も言わない嘘の会話、いわばライアーゲーム
ただ、このライアーゲーム、やっていると驚くんですが、言葉に出しているうちに嘘の言葉が本当になってくるんですね
いつのまにか「どっちでもいいよ」が「ちょっと一緒に考えたい」へと
変わっているって感じ。
正直、朝ボーっとしている時に、うまく言葉を見つけられない時もあります。
しかーし、これから始まる一日に、希望をもつ時間のお手伝いができると思うとちょっと嬉しい
「今日、どっちの服がいいかな?」に対する正解の返し、
そんな「言葉」はないというのが僕の答えです。
ただ、そこに答えがあるとするなら
「あなたのことが大切」という気持ちを込めて、
言葉を贈る
「心」だと思うんです。
逆に僕も聞いてみた!
こんな日々を過ごしているから、私たちは心で通じ合うことができています
趣味のテニスの試合がある朝のこと。
着替えようとパッと手に取ったのは、
何年も着ていない赤のウェアと、いつも着ている紺のウェアでした。
もう若くないので、いつも着ている紺のウェアで行くと決めています。
ただ、なぜかその日は自分も妻に聞いてみたくなっちゃったんですね
「赤と紺どっちがいいかな」
「そりゃ赤でしょ」
「うっうぅ……」
はっきりと逆の答えを、想像以上に素早く言われて、たじろきながらこう返します。
「いや、もう若くないから紺で行くよ」
いつも妻が私にかけてきた言葉。
「じゃあ、聞いてくるんじゃないよ!」
「試合なんだから強そうな赤でいきなさい!」
ほんのりどころではない、明らかに機嫌が悪くなる
心で通じ合うことができている……?
言うまでもなく、赤を着て試合に行った。
すぐに負けて帰ってきた。
その夜に食べた妻の料理はいつもより、ほんのりおいしく感じた。
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